株式会社 芦野組

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住まいの実例

愛着ある住まいの気配を残しつつ 快適な空間を創出

旭川市・Yさん宅/夫婦40代、子ども2人

コメント・お客様の声・DATA

外周ラインはほぼ以前のままという外観。2階建てにすることで吹き抜けや子ども部屋のスペースを確保した。道南スギと白いモルタル壁のコントラストが美しい

実家の庭から外観を見る

自分たちの部屋ができて喜ぶYさんとお子さんたち。家族一緒の時間はリビングでくつろいで過ごす

壁付けだったキッチンは対面式に変更。家族との会話を楽しみながら家事ができるようになった

高い吹き抜けには、空だけが見える贅沢な窓が。リビングに一日中光を導き入れてくれる

ホールからリビングを見下ろす

しっとりと落ち着きのある和室。縁側とテラス、実家の庭が見渡せる、ご主人こだわりの空間

リビングに設置した薪ストーブのために、玄関の三和土側にも出入り口を設置した。薪の出し入れに便利

2階ホール横にはご夫妻それぞれの小さな書斎を準備

コメント

10年前、実家の隣にあった築19年になる中古住宅を購入して暮らしていたYさんご一家。もともと地元の設計事務所が設計・監理して建てたという木造の平屋住宅は造りもしっかりとしていて、お子さんたちが小さなうちは暮らしやすく愛着もあったといいます。しかし、お子さんたちの成長やライフスタイルの変化に伴って、次第に不便な点が目立つように。中学進学を控え、増築をしようと決めたのが約1年前のことでした。
施工を依頼したのは、地元でもその技術力と真摯な仕事ぶりに定評のある芦野組。実は奥さんのお友達が芦野組で新築した際のその仕事ぶりを知っていて、迷いなく依頼を決めたそうです。
ご夫妻が求めたのは、室内に光を呼び込む明るい吹き抜けと子ども部屋、そして炎を楽しめる薪ストーブの設置。さらに、隣にある実家の庭を借景できる古典的な美しさを持つ和室の新設でした。
「構造的な強度を考えると以前の住宅のすべてを再利用するのは難しかったのですが、基礎やカーポートなど構造的にしっかりとしたものは、せっかくなのでそのまま生かせるよう、最大限の努力をしました」と芦野和範社長。一見するとリフォームとは思えないほど、室内は清々しい爽やかさに満ちた仕上がり。さらに性能面でのアップも同時に図り、カーポートが接する北側の外周は200ミリ、その他の面は400ミリの断熱を施し、新築以上に断熱性能の高いQ1.0-X住宅へと生まれ変わりました。
住み手の住まいへの愛着を尊重し、快適な空間をつくり出す。つくり手たちの技術力と家へのこだわりが表現された素敵な住まいです。

住宅雑誌Replan99号 掲載物件

お客様の声

築30年経った前の住まいにはとても愛着がありました。ただ、子どもたちが大きくなって個室が足りなかったり、水まわりが少し寒くかったりと、年々気になる部分も出てきていました。この家の雰囲気を残したいとリフォームを考え芦野さんに相談していたのですが、プロの判断を信頼して構造的にも性能的にもより快適性の増す大幅リノベーションを選択。考えられないほど快適で開放感あふれる住まいに生まれ変わったわが家に、大満足です。基礎やカーポートは残してもらったので、実際に暮らす私たちには、前の住まいの思い出が感じられることも嬉しいですね。そういった気持も考慮してくれた芦野組さんに感謝しています。

建築データ

【構造規模】
木造(新在来木造構法)・2階建て
【延床面積】
179.31㎡(約54坪)
【主な外部仕上げ】
屋根/砂付ルーフィング、外壁/モルタルテラコート・道南スギ板、建具/玄関ドア:木製断熱ドア、窓:木製サッシ(Low-E・トリプルガラス・アルゴンガス入)
【主な内部仕上げ】
床/ナラフローリング、壁・天井/珪藻土
【断熱仕様 充填断熱+付加断熱】
基礎/ビーズ法ポリスチレンフォーム(特号)120㎜・50㎜(土間)、壁/高性能グラスウール16kg105㎜+吹込用ロックウール60kg300㎜、屋根/吹込用ロックウール30kg280㎜
【暖房方式】
ガスセントラルヒーティング
工事期間/平成24年4月〜8月(約5ヵ月)