横浜で暮らしながらも、いつかは故郷の北海道に戻り、子育てをしたいと思っていました。自然に囲まれた環境で子どもたちを育てたいという想いもあり、緑が豊かな東川町への移住を決意しました。遠距離で始めた家づくりでしたが、芦野組さんはとても丁寧で、私たちの要望もきちんと聞いてくれたので心強かったです。「自然素材をふんだんに使った木の家で、薪ストーブのある暮らし」という私たちが住まいに描いた理想も、叶えることができました。東川町は木や草の香りが心地よく、子どもたちものびのびと毎日を過ごしています。厳しい暑さの続く夏でしたが、風の通りが良くとても快適だったのも嬉しかったです。薪ストーブで過ごす冬の暮らしを今から楽しみにしています。
住まいの実例
東川町の清々しい空気の中で のびのび暮らす木の住まい
コメント・お客様の声・DATAリビング、薪ストーブの置かれた土間、テラスのつながりが、空間に広がりをあたえてくれる
木の香りがするダイニング。キッチンの背面に張られた大谷石が良いアクセントに
木天板のオリジナルキッチンの壁には、スライスレンガが張られている
床、天井、壁と、木がふんだんに使用されているLDKは、呼吸をするのが嬉しくなるような清々しい空気が流れている
1階のユーティリティは将来、母と娘2人が並べるような広さを確保。奥には広いウォークインクローゼットを設えている
天井まで高さのある大容量の本棚は、奥さんの希望。「仕事柄、本には想い入れがあるので、大量の本が収納できる本棚はとても助かっています」
吹き抜けで1階とつながる2階ホール。ここにも収納スペースを確保している
2階の子ども部屋は、将来仕切ることも可能。高い天井は、長女が横浜時代から習っているチェロの音色を気持ちよく響かせてくれる
玄関とリビングは土間でつながる。「玄関からも、テラスからも自由に行き来できるのがいいです」
豊かな緑に囲まれたSさん宅。スギ板張りの外観は、「木の家で暮らしたい」と願ったSさんご夫妻の理想そのもの。カーポートは車を2台とめられるようにした
コメント
住宅雑誌Replan126号 掲載物件
お客様の声
建築データ
構造規模/木造(新在来木造構法)・2階建て
延床面積/145.74㎡(約44坪)
<主な外部仕上げ> 屋根/アスファルトシングル葺、外壁/道南スギ板張、建具/玄関ドア:木製断熱ドア、窓:木製サッシ・樹脂サッシ(トリプルガラス)
<主な内部仕上げ> 床/ナラフローリング、壁・天井/珪藻土塗
<断熱仕様 充填断熱+付加断熱> 基礎/ビーズ法ポリスチレンフォーム180㎜、土間下/ビーズ法ポリスチレンフォーム50㎜、壁/高性能グラスウール16kg105㎜+210㎜、屋根/ロックウール吹込391㎜
<暖房方式> パネルヒーター・薪ストーブ
工事期間/平成30年10月〜平成31年3月(約6ヵ月)
横浜で暮らしていたSさんご夫妻が、東川町へ移住を決めたのは、「夫婦の故郷である北海道で子育てをしたい」という想いからでした。横浜と北海道という遠距離から始まった家づくり。インターネットで情報収集をしたところ、移住者の物件を多く手がけていた芦野組に新築を依頼することにしました。
家づくりを決めてから、自然素材を使った木の家に住みたい、薪ストーブのある暮らしをしてみたいなど、さまざまな希望が湧いてきたというご夫妻にとって、芦野組のつくる家は理想そのもの。「大まかなプランは横浜在住時にやり取りをし、一旦旭川で暮らしながら何度か打ち合わせをする中で、じっくり相談することができました。細かな要望も聞き入れてくれて嬉しかったです」と奥さんは楽しかった家づくりを振り返ります。
壁一面に道南スギ、天井にはカツラを採用した異なる木の素材が心地よいリビングは家族のお気に入り。「たくさんの自然素材を使いたい」という希望を叶え、キッチンの背面には大谷石を張りました。土間スペースに設けた憧れの薪ストーブは、玄関とテラスから薪を運び入れることができ、階段下に薪を置くスペースを確保しているので、冬場は外に出ずに薪をくべることができるのも嬉しいポイントです。
新居に引っ越して間もなく半年。東川町の暮らしはどうですか?と尋ねると、「窓を開けると木や草の香りが気持ちよくて、キャンプをしているような気分になるんです」と充実した笑顔を見せてくれました。