趣味で楽しんでいるスノーボードや大型バイクがしまえて、出し入れもしやすい土間を設けるのが、新築時の一番の希望でした。芦野組は、シューズクロークを兼ねた土間空間を玄関脇に設えたプランを提案してくれました。濡れたスノーボードが乾くように床暖房になっているのもいいです。施工中、現場の若い大工さんと仲良くなり、スツールにもなるサイドテーブルを造作してもらったのも、家づくりのいい思い出になりました。
住まいの実例
LDKを2階に配して のびやかな暮らしを実現した都市型住宅
コメント・お客様の声・DATA対面式キッチンからは、2階全体が見渡せる。横付けしたダイニングテーブルは芦野組による造作
キッチンの背面に造作カウンター収納を設えたほか、奥には収納力に優れたパントリーも設置。キッチンのコンロまわりには、芦野組の提案で汚れが目立たないアンティークレンガを採用
キッチンの背面収納の横には、コンパクトなスタディコーナーを設えた。スツールは、現場施工にあたった大工さんの手づくり
階段と吹き抜けはそのままLDKにつながる。「この抜け感を大切にしたい」というMさんの要望で、手すりには落下防止のネットの代わりにアクリル板を張った
奥さんの要望で、リビングの一角には床下収納付きの小上がりの畳スペースを備えた。来客時の寝室としても活用できる。春には、ガレージの屋根を利用して、リビング直結のバルコニーを設置予定
珪藻土の壁や木を生かした空間に、アイアンの階段手すりが軽やかなアクセントをつけている。階段下は、大小2ヵ所の収納を設けた
大型の洗面ボウル、アンティークレンガを採用した洗面台は造作仕様。広いカウンターは洗濯物を畳むのにも便利。背面には造作棚も設置
奥さんの要望で、ユーティリティの床には耐久性と質感に優れたスウェーデン製の織物床タイルを採用
タモ材を用いた造作カウンター、趣ある陶器の手洗いボウルを用いたトイレ
玄関は、シューズクロークを兼ねた土間空間につながる。階段の吹き抜けから落ちる自然光が、玄関ホールを明るく照らす
Mさんたっての願いで設けた広い土間空間。大きな開口を開け放すと、大型バイクも簡単に出し入れできる
Mさんの希望でガルバリウム鋼板を採用し、玄関まわりに芦野組らしい道南スギを組み合わせた外壁が、住まう人とつくり手の個性を物語る
コメント
住宅雑誌Replan144号 掲載物件
お客様の声
建築データ
構造規模/木造(新在来工法)・2階建て
延床面積/126.71㎡(約38坪)(ガレージ含む)
<主な外部仕上げ> 屋根/ガルバリウム鋼板、外壁/ガルバリウム鋼板 一部道南スギ板張、建具/玄関ドア:木製断熱ドア、窓:樹脂サッシ(トリプルガラス)
<主な内部仕上げ> 床/ナラ無垢ユニフローリング、壁/珪藻土、天井/合板リブ
<断熱仕様 充填断熱+付加断熱> 基礎/押出法ポリスチレンフォーム(B3)100㎜、土間/ビーズ法ポリスチレンフォーム50㎜、壁/高性能グラスウール(SUN)16㎏105㎜+105㎜、屋根/ロックウール30㎏286㎜
<暖房方式> パネルヒーター
<冷房方式> エアコン
工事期間/令和5年5月~12月(約7ヵ月)
「趣味や暮らしが楽しめるマイホームを、近い将来に実現したい」と思っていたMさんご夫妻。具体的な計画がないまま数年が過ぎた頃、奥さんのご両親から実家の跡地を住み継いでほしいという話が舞い込みました。「両親は郊外に新たに土地を求め、芦野組で2度目の新築をしていました。木の温もりにあふれた暖かな実家を訪ねるたびに、新築するなら私たちもお願いしたいと思っていたので、すぐに芦野組を訪ねました」。
奥さんが思い描いていたのは、収納計画が充実し、家事がしやすい住まい。趣味の多いMさんは、新居にスノーボードやバイクをしまえる大きな土間を設けたいと考えていました。「とはいえ、敷地は38坪の狭小地。プランは家づくりのプロである芦野組に一任しました」。
芦野組は、南側に建物が迫る敷地でも心地よい暮らしを実現できるよう、2階に生活の中心となるLDK、1階玄関脇にはMさんの要望を叶える大きな土間を配したプランを提案しました。
新居づくりの要になったのが、LDKのある2階へつながる吹き抜けの階段でした。「窓からの明るい光も相まって、空間がより広く感じます」と、奥さんは声を弾ませます。
芦野組らしいリブ天井やナラ無垢床、珪藻土の壁で構成された室内は、自然の温もりに包まれるような心地よさ。外部の目線が届きにくい2階にLDKを配したことも功を奏して、家族が自然と集まる場所になったといいます。「性能の高さも知っていたので安心してお任せ。冬も天気が良い日は暖房がいらないくらい暖かいんです」。
また、奥さんがこだわった「家事のしやすさ」も実現。1階のユーティリティは、ファミリークローゼットに隣接。洗濯家事も最短動線で完結できます。2階で遊ぶ子どもの様子を見ながら料理ができるキッチンには、パントリーや造作背面収納を完備。「生活動線に合わせた収納計画にも、私たちの暮らしに思いを寄せる芦野組の優しさを感じます」と、奥さんは笑顔で話してくれました。