相談しやすく、いつも親身になってくれる芦野組との家づくりはとても楽しかったです。グランドピアノを設置する場所に楽譜を入れるためのニッチを造作してくれるなど、工事が始まってからも、現場でさまざまな提案をいただきました。住宅性能が高いので、薪ストーブを焚いていないときでも家の中はいつも快適。ランニングコストも抑えられて経済的な暮らしを送ることができています。
住まいの実例
薪ストーブの炎が優しく暮らしを包む 大きな吹き抜けのある木の家
コメント・お客様の声・DATA
吹き抜けの手すりはアイアンを採用して空間を引き締めている。「差し色の黒にはこだわりました」とSさん。ダイナミックな吹き抜けは面積以上の開放感をもたらし、大きなグランドピアノをゆったりと受け止める

キッチンは腰壁で手元を隠して美観を維持。カウンターとして使うことも想定している。キッチン横には広いパントリーが続く

「油汚れも気にならず、使い勝手も抜群です」と奥さんが話す、壁をレンガで仕上げたキッチンは、意匠性も機能性も優れている。奥には気密食品庫も設置

吹き抜けをゆったりと周る階段。3段目まではベンチがわりに、踊り場にはニッチを設けるなど、階段は上下を結ぶ動線だけではなく、家族の居場所としても機能している

導入した薪ストーブはドブレ「640WD」。天板が広く料理も楽しめて、45㎝の薪がすっぽり収まる炉の広さも使い勝手が良い

吹き抜けに面した2階ホールにはカウンターを設置し、ワークスペースとして活用。「将来、子どもが生まれたら宿題をする場所にしてもいいかも」とSさん

珪藻土の塗り壁の表情と緩やかな勾配の天井が落ち着いた雰囲気の寝室は、2階の一番奥に配置されている

玄関ホールから直線に結ばれた1階の洗面スペース。造作洗面台にはタイルをあしらった。この先にランドリールームと浴室が続く

広々とした玄関の横には、収納力抜群のシューズクロークを完備。腰かけ用のベンチは、Sさんの祖父が仕立て屋時代に使用していた作業台を芦野組がリメイクしたもの

玄関まわりに置かれた薪は、工事中から薪支度に精を出していたというSさんご夫妻が今シーズン使用する予定のもの

道南スギの外壁が雪景色の中になじむSさんご夫妻の住まい。玄関までカーポートの屋根があるため、雨や雪の日も濡れずに室内へと入ることができる
コメント
住宅雑誌Replan148号 掲載物件
お客様の声
建築データ
構造規模/木造(新在来工法)・2階建て
延床面積/117.00㎡(約35坪)(カーポート含まず)
<主な外部仕上げ> 屋根/アスファルトシングル、外壁/道南スギ横張、建具/玄関ドア:木製断熱ドア、窓:樹脂サッシ(トリプルガラス)
<主な内部仕上げ> 床/カラマツフローリング、壁/珪藻土、天井/珪藻土・合板リブ
<断熱仕様 充填断熱+付加断熱> 基礎/ビーズ法ポリスチレンフォーム180㎜、土間/ビーズ法ポリスチレンフォーム50㎜、壁/高性能グラスウール16㎏105㎜+高性能グラスウール16㎏105㎜+105㎜、屋根/吹込用ロックウール25㎏391㎜
<暖房方式> 薪ストーブ・床暖房
<冷房方式> エアコン
工事期間/令和6年4月〜9月(約5ヵ月)
コロナ禍で結婚式や新婚旅行を断念したというSさんご夫妻。「何もできないのならば、家で過ごす時間を大切にしたい」と考えるようになり、家づくりを検討し始めました。
住宅展示場を訪れるなど、じっくりと情報収集を進める中で目にとまったのがリプランに掲載されていた芦野組でした。早速オープンハウスに足を運んだところ、「私たちはアウトドア好き。木をふんだんに使った室内のデザインや素材の使い方に心惹かれました」と、すっかり魅了されたSさんご夫妻。何度もオープンハウスを訪れ、そのたびに家の雰囲気や躯体性能、薪ストーブの暖かさに感心し、同社への信頼感を深めていきました。
駅が近い住宅街の一角で理想の土地を見つけたSさんご夫妻。新たな住まいに希望したのは、「グランドピアノを置く」「大きな吹き抜けを設ける」「主暖房には薪ストーブを採用する」の3つです。「薪ストーブはもともと憧れがあったけれど、本格的に導入を決めたのは芦野組のオープンハウスに足を運んでから。炎のある暮らしの心地よさを実感し、気づけば導入は必須になっていました」と、当時を振り返ります。
2024年9月に完成した新居は、道南スギの外壁やカラマツの床、リブ仕上げの勾配天井、珪藻土の塗り壁と、自然素材に包まれた芦野組らしい住まい。
暮らしの中心は2階の床を最小限に抑えて実現した大きな吹き抜けのあるLDKで、グランドピアノがゆったり置かれ、リビングの一角では薪ストーブの炎がゆらめいています。炉台を兼ねたフラットに続く広い土間は、はだしで過ごすことができるように床暖房を設置。「あまりの心地よさに土間に寝転がることもあるんですよ」と、奥さんは笑います。
新居で迎えた初めての冬。「吹き抜けを通して2階まで暖かさが届き、家の中が常に心地よくて快適です。導入前は心配もあったけれど、薪ストーブを主暖房にしてもまったく問題ありません」と、雪が降る前に薪支度に精を出したSさんは、憧れの薪ストーブライフを快適に楽しんでいます。
素足に伝わるカラマツの優しい足触り、出迎えてくれる木の香り、ゆらめく炎、優しいピアノの音色。「毎日、仕事を終えて家に帰るのが楽しみで仕方がないです」と、充実のおうち時間を過ごすSさんご夫妻です。