北海道の方は、豊かな自然環境がもう当たり前になっているんですね。けれども本州で暮らしてきた移住組の私たちにとっては、雄大な景色はもちろん、食べ物や身近にある温泉など、何もかもが感動でいっぱい。これからは毎日、それが続くんですから贅沢な話です。
芦野組さんとのやり取りはまだ福島県に居るときから始めましたが、そう頻繁に行き来のできる距離ではなくメールや電話を駆使し、徐々に信頼関係を築いていきました。芦野社長が福島まで出向いてきてくれたことを、今でも嬉しく思っています。とにかく数値に裏打ちされた確かな家づくりをされているのでとても安心できました。
北海道での生活は初めてなものですから、とにかくお任せすることも多くなりましたが、芦野社長の人柄から「この会社なら、大丈夫」と思えることが何度もあり、家ができた後も良い関係は続いています。薪ストーブを設置したいという希望も叶い、雪の降る日に室内で赤々と火が燃える様子を眺め、安らぎの時間を楽しんでいます。
住まいの実例
自然豊かな北海道で 実りの人生がスタート
コメント・お客様の声・DATAせっかく北海道で暮らすのだからと、外壁材は道産材を使用した。上は縦、下は横の張り方でリズミカルに。ポツンと出た煙突が可愛らしい
道南スギの濃淡がそのままデザインとなる外観。西風が強いため、ポーチの一部を壁にしている
ポーチから玄関ドアを開くと、広い土間へ続く
モルタルに石を埋め込んだ玄関土間に薪ストーブを置いた。ここはいわば、癒しのスペース
2階リビングから自然の営みを眺めて暮らす。毎日感動があるのだそう
ナラフローリングをはじめ、木を身近に感じることで心穏やかな時間が過ぎていく。薪ストーブの煙突が2階のリビングを突き抜ける
ずっと忙しく働いてきたNさんご夫妻。これからはのんびりと過ごす予定で趣味室を設けた
ご主人がそば打ちをする趣味室1の一角に奥さんが制作したステンドグラス作品も飾られている
奥さんはホールの奥にある趣味室2でステンドグラスを制作
コメント
住宅雑誌Replan107号 掲載物件
お客様の声
建築データ
【構造規模】
木造(新在来木造構法)・2階建て
【延床面積】
132.48㎡(約40坪)
【主な外部仕上げ】
屋根/アスファルトシングル、外壁/道南スギ、建具/玄関ドア:木製断熱ドア、窓:樹脂サッシ
【主な内部仕上げ】
床/ナラフローリング、壁/珪藻土入塗壁、天井/ラーチ合板
【断熱仕様 充填断熱+付加断熱】
基礎/ビーズ法ポリスチレンフォーム165㎜、壁/高性能グラスウール16kg105㎜+200㎜、屋根/ロックウール吹込380㎜
【暖房方式】
電気によるセントラルヒーティング
工事期間/平成26年5月〜9月(約5ヵ月)
関東圏ご出身のNさんご夫妻。福島県で約30年近く暮らし、「第3の人生は、憧れの北海道へ」と移住を決意。縁あって秩父別に落ち着くことになり、家づくりは地元の気候風土をよく知っている、地域の工務店でと決めていました。
インターネットのホームページや評価を参考に、約20社から芦野組に絞り込んだ理由のひとつは、メールなどの対応がとても丁寧で温かみを感じたからだったそう。
のどかな田園風景、水平線に落ちていく落日の様子を楽しみたいと、2階リビングを必須条件に、1階にはご夫妻それぞれの趣味の空間を設けました。ご主人はそば打ちに凝っており、年末には100人前を打つほどの腕前。奥さんはステンドグラスを楽しんでいます。
コーヒーを飲んだり、ロッキングチェアを置いてのんびりしたり、ご主人が油絵を描いたりできるよう土間を広く取ったプランも特徴的で、ここに癒しのアイテムとして薪ストーブを置きました。
自然に恵まれた北海道のイメージから木を多用。外観の縦や横にと、単調にせず遊び心のある道南スギの軽快な張り方もご夫妻のお気に入りで、陽の当たり方によって陰影の具合が変化し、さまざまな表情を見せてくれると言います。
「先日、白鳥がV字になって飛んでいきましたよ」と、自然が織り成す風景を眺めながらの新生活に夢を膨らませていました。