かつて住んでいたマンションは、高い暖房費が悩みの種でした。新築するなら、住宅性能に優れた省エネの住まいにしたいと、ネットでいろいろと調べるうちに、芦野組さんを見つけました。建物に対する考え方が一貫していて、共感できました。冬は寒く、夏は暑い旭川では、暖房同様にクーラーも必需品と思っていましたが、芦野組さんは『なくても大丈夫』と。半信半疑でしたが、実際に30℃近い気温でも室内は涼しくて快適でした。300㎜断熱の確かさを体感しました。現在は単身赴任で、週末だけ旭川で過ごしています。それでも、新築してからは子どもと一緒に過ごす時間が増えて、家族の絆も深まりました。その温かな時間を積み重ねることで、住まいへの愛着もますます深まっていくでしょう。良い家ができて、心から満足しています。(Sさん)
住まいの実例
3世代でのびのびと暮らす 木の香やさしい育みの家
コメント・お客様の声・DATA冬の暮らしを考えた玄関前の造作カーポートは、父と娘世帯の乗用車、家族の自転車を置いてもゆったり。玄関まわりをいつもすっきりと見せる効用もある
間仕切りのない開放的なLDK。子どもの学習コーナーやパソコンコーナーを設けたことで、家族が自然とこの場所で過ごすようになった。「大きな吹き抜けや開口を採用していますが、住宅性能がしっかりしているため、室温が安定していて快適です」(Sさん)
玄関ホールには、家族の靴や通学鞄をひとまとめに収納できるシューズクロークが設けられている。右側はお父さんのスペースにつながっている
正面の造作カウンター収納は、家族のアルバムや子どものおもちゃをリビングに収納したいという要望を反映したもの。カウンターは、家族の思い出の品や奥さんの手芸作品を飾る小さなギャラリーに。ニレ集成材で造作したカーテンボックスの上には、間接照明も組み込まれている
奥さんがキッチンに立っていても、子どもたちの様子が手に取るようにわかる。ダイニング横の学習スペースには、奥さんの趣味の手芸の道具類も収納。テーブルやカウンターは、手芸の作業台にもなる
階段と吹き抜けの間に設けたブリッジのような2階ホールには、造作本棚がある。階下の家族の気配を感じながら読書をするのが、Sさんの休日の楽しみになった
奥さんの希望で一番陽当たりの良い場所に設けた洗濯室。物干し、スロップシンクやアイロン台も備え、使い勝手は抜群。暖かな時期は、バルコニーで外干しもできる
洗濯室に隣接する洗面室には、洗面ボウルを2つ設けた造作洗面台がある。棚には、タオルや洗面道具が収められている
バルコニーの下は、お父さんのスペース。小さなウッドデッキを設けて、子世帯と程よい距離感を演出。家族で手入れを楽しんでいる裏庭は、子どもたちの遊び場になっている
コメント
住宅雑誌Replan109号 掲載物件
お客様の声
建築データ
【構造規模】
木造(新在来工法)・2階建て
【延床面積】
199.56㎡(約60坪)
【主な外部仕上げ】
屋根/砂付ルーフィング、外壁/モルタル・テラコート塗、建具/玄関ドア:木製断熱ドア、窓:木製サッシ(トリプルガラス)・樹脂サッシ(トリプルガラス・ペアガラス)
【主な内部仕上げ】
床/ナラフローリング、壁・天井/珪藻土塗
【断熱仕様 充填断熱+付加断熱】
基礎/ビーズ法ポリスチレンフォーム170㎜・土間全面50㎜、壁/高性能グラスウール16kg105㎜+190㎜、屋根/吹込ロックウール30kg380㎜
【暖房方式】
ガスセントラルヒーティング
工事期間/平成26年10月〜平成27年3月(約6ヵ月)
関東圏出身のご夫妻が、転勤先の旭川市でマンションを購入したのは10年前のこと。その後、千葉在住だった奥さんのお父さんも同じ建物内に転居。気づけば、Sさん家族は5人の子どもを含め、8人の大所帯になっていました。
「子どもたちの通学圏内で、120坪の土地が売りに出ているのを見つけ、旭川で父と一緒に家を建てることにしました」と奥さん。研究熱心なSさんが新築の依頼先に選んだのは、芦野組。「相談に行ったら、良い家をつくりたいという熱意が伝わり、間違いのない建物を建ててくれると確信しました」。
今年4月に完成した新居は、木造2階建て。育児と家事を担う奥さんは「大家族ゆえの煩雑な家事が効率よくできる家」を切望。効率の良い回遊動線で結ばれた1階には、お父さんの居住空間と共用のLDK、バックヤード、2階には子ども室と主寝室、洗濯室、水まわりが設けられました。中でも、奥さんを喜ばせたのは洗濯室。「水まわりやテラスに隣接し、洗濯から物干し、アイロンがけまで1ヵ所で済ませることができ、毎日の洗濯が苦にならなくなりました」。ダイニング・キッチンの一角には学習コーナーが設けられ、キッチンに立ちながら宿題をする子どもの様子を見るのが日課になりました。2階にいる家族の声や気配も、吹き抜け越しに伝わってきます。
「機能性ばかりではなく、木の香りが漂う空間が心地よく、家族の一体感のようなものをより感じられるのが嬉しいです」。マイホームの良さを改めて実感されているSさんご一家でした。